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トレジャーハンターのラスティー
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アーウィン国の首都アークに、ラスティーというトレジャーハンターがいた。
元シーレン軍の兵士。戦技は抜群。抜群の美貌(自己評価)の女トレジャーハンターだ。
……と言えば良く聞こえるが。彼女の経営センスはゼロ!
彼女の会社「ラスティー商会」は、凄まじい赤字を抱えていた。
ある日、ラスティーに融資をしている総合商社「アルーシャ」は、借金回収に動き出した。
もし借金を返せなければ、強制労働の刑!!
しかし特別な依頼を受ければ、期限を一ヶ月伸ばすという。
それは、「真紅のカートリッジ」を回収するというものだった。
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真紅のカートリッジをめぐる小競合い
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探索の末、どうにか手に入れた真紅のカートリッジ。
だが悪徳トレジャーハンター会社キリル会のボス、キリーウォーカーに盗難されてしまう。
しかもキリーは強力な山賊集団レッドクロウと裏で手を結んでいた。
盗難を阻止しようと、市街地で大乱闘したラスティーは、騒乱罪で警察に捕まってしまう。
こうして真紅のカートリッジは盗まれた。
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魔獣使いのエーベルト
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シャロン達の力で釈放されたラスティーは、ただちにレッドクロウの根拠地を探索。
その最中、魔獣を操る老人エーベルトに出会う。
どうやらレッドクロウと協力関係にあるらしい。
さらには、商社アルーシャともただならぬ関係があるようだ。
彼の操る魔獣と戦う羽目になるが、ラスティーは勝利する。
やがて見つけたレッドクロウの根拠地で、今度はエーベルトの弟子コニーと出会う。
彼のけしかけた魔獣も倒し、ついでに山賊のボス、ガットンも捕らえる。
見事に真紅のカートリッジの奪還に成功した。
レッドクロウは、真紅のカートリッジをスターンランド王国に持ち込むつもりだった。
一連の陰謀は、国家規模のものになっていた。
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ギュンターのスカウトと輸送作戦
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その頃、スターンランド王国の動きが怪しくなってきた。
どうやら戦争をもくろんでいるらしい。
ラスティーの腕前を良く知る男、シーレン軍のギュンター大佐は、ラスティーを傭兵に雇おうとスカウトしにきたのだった。
もし傭兵契約を結べば、ラスティーの借金全額を返済できる!!
しかし、まずは真紅のカートリッジを、フローレシア国にあるアルーシャ本社に輸送しなければならない。
途中、スターンランド王国からの追手に襲われる可能性が高い。
そこでシャロン達は一計を案じた。
メンバー全員が分離して行動し、それぞれ異なる街道を進む。
真紅のカートリッジはシャロン達が持つ。
ラスティーは、スターンランド王国に近いルートを進むことになった。
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機動装甲兵とジェイナス中将
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山中を進むラスティーは、奇妙な集団と遭遇した。
正体はスターンランド第3軍の司令官、ジェイナス中将。
彼はすでに、ラスティー達の素性をある程度リサーチしていた。
彼の率いる異形の鎧、機動装甲兵に、ラスティーの攻撃はまったく通用しない。
ジェイナスは、ラスティーをスターンランド王国に迎えようと提案した。
強い手勢を一人でも増やしたいということだ。
もちろんラスティーは拒否。ジェイナスとの決戦が始まった。
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敗走
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ジェイナスに止めをさしたはずのラスティー。
だがジェイナスは脅威の回復力を持つモーターアクトだった。
勝ったと思ったその時、心臓に剣の一突きを受けてしまう。
捕まりかけた瞬間、リュシィが救助に現れる。
重機銃の連射を放ち、ジェイナスがひるんだ隙に、ラスティーをかかえて川に飛び込んだ。
ラスティー達は、どうにか全員フローレシア国にたどりついたのだった。
真紅のカートリッジは守り抜いたものの、スターンランド王国の野望は止まらない。
さて、一応、ラスティーの借金返済期限は1週間延びた。
復活したラスティーには、まだまだ苦難の道が待っているのである。
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